ヒアリ防除に天敵利用?ついに女王アリが大阪港で見つかる

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3日、ついに強毒ヒアリの女王アリらしきアリが見つかってしまいました。

場所は、大阪港。

これが、本当に女王アリだとしたら、繁殖の危険性があります。

防除方法には、どんなものがあるのでしょうか?

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女王アリはヒアリなのか

ヒアリが、大阪港で見つかったのは、神戸港、名古屋港などに続き4例目。

6月23日、大阪港の倉庫に搬入されたコンテナから外来種の「アカカミアリ」が見つかりました。

そのため、6月30日に周辺を調査。

すると、アカカミアリやヒアリの集団を発見。

そこで、殺虫剤で周辺を駆除。

そして、3日、殺虫剤をまいた地面を調査します。

すると、女王アリと見られるアリを含む50匹程度の死骸が。

現在、環境省近畿地方環境事務所は、女王アリがヒアリなのかを調べています。

また、女王アリがヒアリだった場合、さらに巣を作って定着しているかの調査をするとのことです。

ヒアリ侵入初期の対策

山本環境大臣は、4日の閣議後、記者会見で、このように述べています。

「女王アリだとすれば、まとまった数のアリがいる可能性が高いと言える。いずれの場合も水際でしか見つかっていないので、防除に注力することが大切だ」

そして、5日に現地へ専門家や職員を派遣して、周辺にヒアリの行動が広がっていないか詳しく調査することを明らかにしました。

また、国立環境研究所生物・生態系環境研究センターの五箇公一室長は、このように話しています。

「見つかったのはヒアリとしてはまだ小さい集団で、広がる前に発見できたといえる。よく探せば国際貨物が入るほかの港でも見つかる可能性は高いと考えられるので、モニタリングを強化し、地元の自治体と情報を共有して対策をとることが重要だ。侵入初期に対策をとって分布拡大を防いだニュージーランドのように、上陸してまもない状態の時に発見し、対策をとることが求められる」

他の港の対策

ヒアリが見つかったコンテナは、何れも中国から送られてきたものです。

これを受け、4日、国土交通省は、中国と定期航路を結んでいる全国63の港の管理者に対して、コンテナ置き場に殺虫効果のある餌を設置するなどの対策をとるよう文書で要請しました。

また、他の港の管理者に対しても、注意を呼びかけています。

アメリカは天敵で対策?

ヒアリは、相手を選ばず、集団で攻撃してきます。

野生動物や家畜にも襲いかかります。

ネズミや爬虫類程度でしたら、食い殺してしまいます。

ですが、ヒアリにも天敵が存在します。

アマゾンなどに生息する「ノミバエ」というハエです。

アメリカ農務省農業研究局は、ノミバエをヒアリ対策として取り入れようとしています。

実際、アメリカの一部の州では、すでに取り入れているそうです。

天敵とヒアリの関係

ここからはちょっとエグいので、苦手でしたら読み飛ばしてください。

ノミバエは、ヒアリのフェロモンを検知することができます。

フェロモンによりヒアリの巣を見つけたノミバエは、ヒアリの体にトゲを突き刺し、一瞬で200個ほどの卵を産み付けます。

卵から孵化した幼虫は、ヒアリの体液を吸って成長します。

そして、ヒアリの頭部に移動。

今度は、ヒアリの脳を食べます。

そして、酵素を分泌。

それにより、ヒアリの頭部内は溶かされます。

最後、ヒアリの頭部は取れてしまい、その頭部から成虫となった大量のノミバエが巣立っていきます。

経済損失も

仮に、日本にヒアリが定着してしまったら、大変なことになります。

刺された場合の人の生死にも関わりますし、農作物を食い荒らされることも予想されます。

アメリカは、ヒアリにより数億円の経済損失があるそうです。

何とか未然に防除してもらいたいものです。

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