藤井聡太四段の深夜対局は18歳未満だけど問題はないのか?

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6月26日、竜王戦決勝トーナメント1回戦で、藤井聡太四段(14)が、増田康宏四段(19)を破り、ついに29連勝。

この日の対局終了は、9時24分。

対局後に記者会見があるので、全部終わるのは、10時を過ぎてしまいます。

藤井聡太四段は現在14歳。

労働基準法でいう、満18歳未満の年少者となります。

これって、年少者の深夜業にならないのでしょうか?

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将棋には「持ち時間」「休憩時間」がある

将棋、囲碁には、あらかじめ定められた時間が与えられます。

「持ち時間」というものです。

相手が駒を動かし終わったときから、自分の駒を動かし終わるまで、考える時間が必要ですよね。

その次の一手を考える時間の合計が、「持ち時間」です。

この「持ち時間」、棋戦によって違います。

例えば、藤井聡太四段が29連勝をした竜王戦決勝トーナメントは「5時間」、竜王挑戦となると「8時間」となります。

他に「休憩時間」というものがあります。

「持ち時間」が長い対局は、さすがに昼ごはん、夕ごはんが必要です。

26日の対局では、藤井聡太四段と増田康宏四段の食べたメニューが話題になりましたね。

そのごはんの時間も「持ち時間」にしてしまっては、あまりにかわいそう。

ということで、「持ち時間」が長い対局は、それぞれのごはん休憩として40分ずつ与えられています。

これを「休憩時間」と言います。

対局が深夜になると、年少者は労働基準法違反?

26日の対局は、竜王戦決勝トーナメントなので、「持ち時間」は5時間、2人で10時間です。

さらに、「休憩時間」が、昼ごはんと夕ごはんで40分×2の80分、2人で160分あります。

ということは、この対局の最長時間は、10時間+160分で12時間40分となります。

この日の対局は午前10時開始なので、最長時間で対局した場合、午後10時40分が終了時間です。

労働基準法では、基本「満18歳未満の年少者は、午後10時から午前5時までは労働してはいけない」としています。

普通に考えると、藤井聡太四段は、労働基準法に反する対局をやろうとしてるの?と思えます。

この日の対局は、9時24分に終わりましたが、対局後の記者会見があるので、ほとんどの場合、10時を過ぎるはずです。

ですが、これ、労働基準法違反ではないんです。

労働基準法の適用は、事業主から雇用されている「労働者」に対してです。

藤井聡太四段のような棋士の場合、「労働者」ではなく、「個人事業主」となります。

藤井聡太四段は、誰にも雇われていませんからね。

労働基準法適用外といっても…

日本将棋連盟は「棋士の労働時間に制約はなく、対局時間も棋士の意思に委ねられている」と説明しています。

そもそも、労働基準法で、満18歳未満の年少者の労働できる期間帯を制限している理由はなんでしょう。

精神的、肉体的に未熟な年少者を配慮してです。

『事業主から雇用されている「労働者」』じゃないからって、深夜業がOKというのも少し疑問がありますよね。

藤井聡太四段は、遅くなった対局の翌日も、ちゃんと授業に出ているそうです。

ただ、日本将棋連盟は、「勉学への支障がないように最大限配慮していきたい」としているようで、今後は対局をなるべく土日にする方針みたいです。

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