ルイ・ヴィトンの現存かばん、日本初は板垣退助のレイエ・キャンバス

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今でこそ、ルイ・ヴィトンのかばんを持つ人は珍しくなくなりました。

では、ルイ・ヴィトンのかばんを初めて買った日本人は誰か?

それは、板垣退助だったと判明。

ただし、現存するかばんの話なんですが。

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これが、板垣退助のルイ・ヴィトンのかばん

こちらが、板垣退助が買ったルイ・ヴィトンのかばんです。

「レイエ・キャンバスのスティーマー・トランク」です。

「レイエ・キャンバス」は、1782年に、グリ・トリアノンキャンバスの偽物が出回ったため、新たに登場したもの。

ベージュ地に細い赤の縞柄でした。

板垣退助が買ったかばんは、劣化してしまったため、特に赤がわからなくなってしまっています。

それもそのはず、買ったとされるのは、1883年1月9日。

今から、134年前です。

今回判明したのは、板垣退助を顕彰する「板垣会」の公文豪副理事長(68)が、ルイ・ヴィトンジャパンを通してパリ本店に購入記録を照会してもらったため。

購入記録では、「Itagaki」という人物が、シリアルナンバー「7720」のトランクを購入したとなっているとのことです。

このシリアルナンバーが、板垣退助が買ったトランクと一致したんですね。

気になるのは、当時の値段。

板垣退助は、当時、土佐藩士でした。

つまりは、武士です。

武士は、お金を持っていたんでしょうね。

今までは、後藤象二郎とされてきた

後藤象二郎は、板垣退助と同じ土佐藩士であり、大阪府知事も努めた人物です。

この方、シリアルナンバー「7908」のかばんを、1883年1月30日に購入したことがわかっています。

そのようなことがあり、板垣退助のシリアルナンバーが確認されるまで、後藤象二郎が日本初の購入者なのではと言われてきました。

ですが、後藤象二郎のかばんの現物は、確認できていません。

お気づきかもしれませんが、板垣退助と後藤象二郎のかばんの購入時期が近いことがわかります。

板垣退助1883年1月9日に対し、後藤象二郎1883年1月30日です。

実は、この2人、一緒にパリに行っているんです。

土佐藩士だった2人は、1882年(明治15年)に、横浜からフランスの郵船に乗り、香港などを経てパリに行っています。

そして、その後、ロンドンなどを外遊して、1883年に帰国しています。

目的は、立憲政治視察です。

つまり、この外遊中に、2人は、ルイ・ヴィトンのかばんを買ったとされています。

「板垣さん、そのかばんいいですね。おれもほしいなー。」

といった会話があって、後藤象二郎もルイ・ヴィトンのかばんを買ったのかもしれませんね。

実は、もっと前に買った人が…

公文豪副理事長によると、75年に、元薩摩藩士でフランス公使の鮫島尚信の購入記録があったようです。

他にも、同じく元薩摩藩士の大山巌が、1882年に購入したのではとも言われています。

しかし、残念ながら、どちらも現存のかばんが見つかっていません。

今のところ、現存するかばんの日本初は、板垣退助ということですね。

おわりに

「日本でルイ・ヴィトンを初めて入手したのは、薩摩藩の第11代藩主の島津斉彬だ」といった話もあります。

解明されていないけれども、まだまだ眠っている話はあるのではないでしょうか。

このように、ブランドバックで歴史を見るのも、面白いですよね。

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