中尾は高校時代もすごかった!専大北上監督は元MVPプロ野球選手

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

プロ野球界のキャッチャーのイメージを変えた男・中尾孝義さん(61)。

今春から私立専大北上高校(岩手県)の野球部監督に就任し、甲子園を目指します。

中尾さんは、高校・大学・社会人を経て、プロ野球選手になりましたが、やっぱり高校時代もすごかった!!

スポンサーリンク

「江川にカーブを投げさせた男」

173センチと決して大きくない中尾さんですが、学生時代からキャッチャー一筋です。

出身高校は、兵庫県の強豪・滝川高校。

3年生の1973年夏の県予選は、3番打者として、決勝まで進むも、東洋大姫路高校に敗退。

中尾さんは、結局甲子園には行けませんでした。

ですが、中尾さんを有名にしたエピソードがあります。

当時、作新学院(栃木県)には怪物・江川卓さんがいました。

中尾さんと江川さんは同級生なんですね。

江川さんのストレートはハンパなく、並の高校生では、とても打てるものではありませんでした。

そんな江川さん率いる作新学院と中尾さんの滝川高校が、練習試合をする機会がありました。

江川さんは、ストレートだけで、バッタバッタと三振を奪います。

しかし、中尾さんは違いました。

中尾さんは、江川さんのストレートにファウルで粘ります。

しびれを切らせた江川さんは、ついにカーブを投げます。

そのまさかのカーブによって、タイミングが狂い、中尾さんは三振。

ですが、このことで、中尾さんは一躍有名に。

「江川にカーブを投げさせた男」

このように呼ばれるようになったのです。

すごいですね。

しかし、別格だった江川さんはもっとすごいんですけどね。

中尾孝義さんの経歴

高校卒業後は、江川さんと一緒に慶応大学を受験します。

しかし、二人とも残念ながら不合格。

江川さんは法政大学に進学し、中尾さんは浪人します。

そして、中尾さん、慶応に再チャレンジ。

しかし、またも不合格。

結局、その年、専修大学に進学します。

そして、大学でも、中尾さんは活躍します。

東都大学リーグ通算97試合出場、353打数106安打、打率.300、13本塁打、59打点、ベストナイン4回選出。

しかも、1978年春季リーグでは、25季ぶりの優勝に貢献。

また、1977年から2年連続で日米大学野球選手権大会日本代表に選出されています。

大学卒業後は、プリンスホテルに入社し、そこでも大活躍。

都市対抗野球大会では、敢闘賞に当たる久慈賞を受賞しました。

そして、1980年ドラフト会議。

キャッチャーと言えば、鈍足、ずんぐりむっくりが定番でしたが、中尾さんは、俊足で細い体。

そんな中尾さんは、プロ野球球団から注目を浴びます。

中でも、中日ドラゴンズと西武ライオンズがマーク。

中尾さんが所属するプリンスホテルは、西武グループです。

ですから、中尾さんは、西武ライオンズと太いパイプがある西武ライオンズ入りが濃厚、と言われていました。

しかし、中日ドラゴンズは、強行にでて、中尾さんを単独指名。

一方、西武ライオンズは、中尾さんのプリンスホテルのチームメイト石毛宏典さんを指名。

こうして、中尾さんは中日ドラゴンズに入団することになります。

中日入りした中尾さんは、2年目に、シーズンMVPを獲得。

その後、巨人、西武と渡り歩き、1993年に引退します。

引退後は、西武・横浜・オリックス・阪神のコーチを歴任し、去年12月までは阪神でスカウトをしていました。

現代のキャッチャーは、守備のとき、当たり前にヘルメットをかぶっています。

実はこれ、最初にやったのは中尾さんなんです。

中尾さんの当時かぶっていたつるつるてんのヘルメット姿が、小坊主の「一休さん」みたいでした。

それで、中尾さんの愛称は「一休さん」になりました。

専大北上高校の監督に

中尾さんは、今年2月、学生野球資格の回復認定を受けました。

そのときすでに、専大北上からは、監督の要請があったと思われます。

専大北上は、かつて、甲子園にはよく出場する強豪校でした。

しかし、専大北上野球部は、ある問題を起こし、解散してしまう事件がありました。

高野連には、「授業料などを免除する特待生は1学年5名までとする」というルールがあります。

専大北上は、このルールを破り、高野連から2度警告を受けてしまったのです。

また、卒業生のプロ野球球団から「金銭の授受」の事実も発覚。

そこで、専大北上は、自主的に野球部解散を選びました。

野球部は一度解散してしまうと、なかなか元のような強さに戻りません。

いい選手も来ないですからね。

そこで、専修大学卒業の中尾さんに白羽の矢が立ったのでしょう。

おわりに

今は、少し低迷気味の専大北上ですが、中尾さん効果は期待ができます。

このように、プロの技術や考え方を、若い高校球児に伝えられるようになったことは、日本野球界の底上げになります。

憧れの選手に教えてもらえるので、野球人口も増えます。

どんどん、元プロ野球選手は、高校野球の監督やコーチに挑戦してもらいたいものです。

スポンサーリンク

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*