野際陽子が『徹子の部屋』で4回話した泥棒におつり請求した話

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

野際陽子さん(享年81)が、NHK時代、泥棒に遭遇した話が面白い!!

「ミス立教」の肩書を持ち、NHKの入社した野際陽子さん。

3ヶ月の研修後、名古屋放送局に赴任し、入社2年目の1959年10月にこの事件が起こりました。

スポンサーリンク

NHKの借り上げアパートに泥棒が…

その日は給料日だったそうです。

その額13,650円。

今だと20万円くらいだそうです。

当時の女性の給料としてはかなりいいのでないでしょうか。

この時代の給料支給は、今みたいに銀行振り込みではなく、現金払いでした。

無事に仕事が終わり、銭湯に行った野際陽子さん、NHKの借り上げアパートに帰ってきます。

そのときの時間は8時過ぎ、野際陽子さんは布団を敷きはじめます。

すると、玄関ドアが開きます。
(この時代は、夜遅くならないとドアの鍵は閉めないのかもしれません)

そこにはマスクをした男が立っています。

野際陽子さんは、牛乳か新聞の集金だと思ったそうです。

ですが、その男は、野際陽子さんにナイフを突きつけてきました。

そうです。

この男こそ、例の泥棒です。

逃げようと思っても逃げ場のない野際陽子さん、ここはマニュアル通り「キャーッ!!!」。

野際陽子さん曰く、この声は絶対芝居では出せない声だったそうです。

この場面では、なかなか声なんて出せないですが、「キャーッ!!!」と言えただけでもすごいと思います。

ですが、野際陽子さんはそれ以上助けを求めることができませんでした。

なぜか?

騒ぐと殺されると思ったからです。

そりゃそうですよね。

泥棒も必死ですから、何をするかわかりません。

緊迫の場面です。

野際陽子さんが泥棒に最初に言った言葉

野際優子さんは抵抗しないだろうと思ったのか、泥棒はナイフをしまいます。

そして、野際陽子さんが震えながら、最初に発した言葉「何がほしいの?」。

ん?そんなの決まってませんか?

泥棒は答えます。

「カネだ」

そりゃそうでしょう。

野際陽子さんも当時を振り返り、「馬鹿な質問しました。決まってますよね。」とおっしゃっています。

野際陽子さんの可愛らしい一面ですよね。

話を戻します。

野際陽子さんは「いくらほしいの?」と聞きます。

ドラマみたいになってきました。

しかし、泥棒はまさかこんな質問されるとは思っていなかったようで「200円(今の5,000円程度)」と答えてしまいます。

野際陽子さんとしては、その程度でよかったーと思ったみたいです。

そして、野際陽子さんのとった行動。

『給料袋を布団の下に「サッ」と隠す』

給料1ヶ月分取られたら大変ですから。

でも、殺されかねないこの状況の中、冷静ですよねー。

泥棒におつり請求!?

無事に給料は隠せました。

しかし、手持ちのお金は…。

やばい、1,000円札しかありません。

200円がない…。

そこで、野際陽子さんの発した言葉。

「1,000円しかないけど、おつりいただけます?」

野際陽子さんは、このとき、やけに800円が惜しくなったのです。

泥棒「800円あるくらいなら、200円くれと言わない」

うまい返しです。

野際陽子さん「じゃあ、とにかく誰か帰ってきたら、あなたのことを絶対誰にも言わないで200円借りて、あなたにあげる」

泥棒「信用できねー」。

泥棒もバカじゃないですから信用しませんよね。

でも、野際陽子さんとしては、本当に泥棒のことは話さないで、他のNHK社員に200円を借りようとしたのかもしれません。

そして、野際陽子さん「じゃあ、一緒にタバコ屋に行って、そこで1,000円を崩し、200円あげます」。

行かないですよね。

泥棒が反省?

野際陽子さんが泥棒のナイフを見て、気づきました。

このナイフは、野際陽子さんの部屋の隣の台所に置いていたナイフでした。

『このナイフは切れない』

野際陽子さんは少し安心します。

しかし、相手は男。

首を締めることができます。

油断できません。

しかし、2人の話はだんだん身の上相談のように。

野際陽子さん「どうしてこんなことするの?私こんな目に会うの初めて。」

泥棒「俺だってこんなことするの初めてだ」

野際陽子さん「なんでこんなことするの?」

泥棒「女房が子どもを置いて出ていった。この寒空に。子どもがシャツ1枚で震えている。シャツを買ってやりたい。」

そうすると、泥棒はナイフに気づかれたと思ったのか、突然マスクを取り、野際陽子さんの手を掴んで、「姉さん、俺をサツに突き出してください」。

姉さんって(笑)

野際陽子さん「ちょ、ちょっと待って。まだ、あなたは取っていないから。サツがどこかも私はわからないし。」

警察は110番でも来てくれます(笑)

野際陽子さんと泥棒の結末は?

結局、野際陽子さんは、泥棒に1,000円渡します。

野際陽子さん「じゃあね。わかりました。この1,000円あなたにお貸しします。あなた、まだ若いんだから、こんなことやっていないで、働いてちゃんとして、返す気があるのだったら、そのポストの中へ入れてちょうだい。」

野際陽子さん、なんて親切な方なんでしょう。

泥棒「いやいや。」

野際陽子さん「もうすぐ、みんな帰ってくるから。大挙してNHKの男の人が帰ってくる。帰ったほうがいい。」

泥棒はやっと帰ります。

その後の泥棒は?

その後、NHK名古屋放送局に手紙が届きます。

泥棒からです。

内容は「こないだ怖い思いをさせて。働いて、なんとかおかえしします。心のやさしい姉さんへ」。

『姉さん』2回目です。

昭和な感じでいいですねー。

さらに差出人の名前が最高です。

『後悔している悪魔より』

すばらしい。

野際陽子さん、あちこち話し過ぎで尾ひれがついてきた

野際陽子さんは、この話を『徹子の部屋』だけでなく、いろいろなところでお話されています。

あまりにあちこちでお話をされているので、だんだん話の内容が変わってきて、より面白くなってきていると言われています。

このお話は、黒柳徹子さんは大好きだそうです。

野際陽子さんと黒柳徹子さんはNHK時代からの親友で、野際陽子さんが亡くなったときに発表した手紙に、このお話のことを綴っています。

ちなみに、野際陽子さんは、このお話をされるたびに泥棒に呼びかけていたそうですが、お金は返ってきていません(笑)

スポンサーリンク

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*