
2017年高校野球選手権大会の新潟代表は、日本文理。
今年の日本文理は、140キロ超投手を3人抱えています。
切れのよいスライダーを持つ右腕エース・稲垣豪人投手。
制球力のいい左腕・新谷晴投手。
そして、最速148キロの豪腕右腕・鈴木裕太投手です。
鈴木裕太投手のプロフィール

- 名前:鈴木裕太(すずき・ゆうた)
- 生年月日:2000年8月2日
- 出身地:新潟県新潟市西区
- 身長:182センチ
- 体重:84キロ
- シニア:新潟シニア
- 中学:新潟市立小針中学校
- 高校:日本文理高等学校
- ポジション:投手
- 投打:右投右打
小学2年から軟式野球を始めます。
中学は新潟シニアに所属。
中学3年の夏のシニア全国大会で、歴代最速の142キロを計測。
鈴木裕太投手の実績
日本文理では、1年春から控えとしてベンチ入り。
1年夏の県大会は、不調によりベンチ外で過ごします。
そして、1年秋の地区予選、1回・3奪三振・無失点でデビューします。
それ以後、全てリリーフで5試合に登板し、9回2/3を19奪三振・2失点を記録。
県大会初戦・高田戦では、2回ノーヒット無失点、6連続奪三振の快投。
この試合の最速は、145キロを記録しました。
公式戦3試合目の準決勝・関根学園戦では、自己最速148キロをマーク。
続く北信越大会の準々決勝では、2番手で登板し、2回2/3を4者連続を含む5奪三振、2安打・2失点でした。
しかし、今年2月下旬、シート打撃登板で右肘に違和感。
体調回復に慎重を期して春の県大会、北信越大会ともにベンチを外れました。
長谷川投手は、リハビリ期間中の前腕を鍛えるトレーニングを欠かさず、6月中旬の刈谷工(愛知)との練習試合で実戦復帰。
今年の夏の県大会は、4試合に登板し、8回1/3を5安打・11奪三振・6四死球・2失点でした。
※追伸:夏の甲子園・1回戦・鳴門渦潮戦は、先発2回0/3を42球・41安打・1奪三振・2四球・2失点・無自責点で勝利。
投手としての特徴
左膝を高めに上げ、着地早めに、力強い腕の振りから投げ込む右腕。
最速は148キロ。
威力のあるストレートを武器とし、スライダー、スプリット、カーブなど変化球も多彩で、制球力もあります。
3年夏までに155キロ
鈴木投手が、中学2年秋に目標としたのが「中学3年の夏までに140キロを出すこと」でした。
そして、鈴木投手が取り組んだのが、相撲の四股。
股を大きく開いた状態で腰を落とし、それを維持し歩くというもの。
これを毎日やり、下半身の強化をしました。
また、雪が溶けた春先には、走り込みも。
すると、春、球を投げると、球速が上がっていることを実感します。
そして、3年夏、日本選手権で142キロをマーク。
しかし、鈴木投手は、日本選手権2回戦で敗退。
すると、今度は高校入学後の目標を立てます。
「高校では、1年からベンチ入りして、甲子園に出て優勝。また、3年夏までに155キロを出したい」
鈴木投手なら、実現しそうな気がします。
新谷晴投手とのSSコンビ
鈴木投手の同級生・新谷投手は、140キロのストレートを持ち、バツグンの制球力を誇ります。
それは、中学のときから有名でした。
当時、打者としても非凡で、ヘッドスピードは中学生離れしていたとのこと。
鈴木投手と新谷投手は、SSコンビと呼ばれ、各高校のスカウト注目でした。
結局、2人とも日本文理に入学するのですが。
おわりに
日本文理を31年指揮してきた大井道夫監督は、この大会を最後に退任します。
鈴木投手の活躍により、有終の美を飾れるかどうか?
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