
田浦文丸投手の名前の読み方も話題になっていますね。
田浦文丸投手は、ガッチリとした体型から最速144キロの剛球を投げる左腕。
今年の熊本・秀岳館は、田浦文丸投手と川端健斗投手の2枚左腕が売りのチームです。
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田浦文丸投手のプロフィール…彼女は?

- 名前:田浦文丸(たうら・ふみまる)
- 生年月日:1999年9月21日
- 出身地:福岡県
- 身長:170センチ
- 体重:75キロ
- ボーイズ:糸島ボーイズ
- 中学:大野城市立平野中学校
- 高校:秀岳館高等学校
- ポジション:投手
- 投打:左投左打
名前は、文丸で「ふみまる」と読みます。
可愛い名前ですよね。
田浦文丸投手が、野球を始めたのは、大野城市立平野小学校1年のときから。
身長170センチと小柄ですが、体重は75キロとガッチリとした体型です。
最近、彼女と付き合っている高校球児は多いですよね。
田浦文丸投手はどうなんでしょうか?
投手としての特徴
ワインドアップから上体を捻って投げるのが特徴の左腕投手です。
スリークウォーターからの最速は144キロ。
ストレートは、常時130キロ後半から140キロ前後。
変化球は、110キロから120キロの縦と横のスライダー、110キロ前後のチェンジアップ、100キロ台のカーブがあります。
田浦文丸投手の特徴として、奪三振が多いことがあげられます。
三振の奪い方は、ストレートで押すというよりは、変化球とのコンビネーションを駆使します。
圧巻だったのは、2年秋の九州大会2回戦の長崎東戦。
この試合では、7回17奪三振を記録しました。
大会前の国体で、昨年ヤクルトスワローズドラフト1位の寺島成輝投手(履正社)から、「ストレートは押し出すように投げる」と教わったようです。
その感覚が本人にマッチし、調子が上がっていたみたいですね。
田浦文丸投手は、理想の投手像について、高校野球ドットコムのインタビューで、このように語っています。
「金子千尋投手(オリックス)や菊地雄星投手(埼玉西武)のように、力で抑え込むのではなく、気づいたら三振を取り、打ち取っているような投手になることを目指しています。」
両投手とも球界を代表する投手。
この域まで達してほしいですね。
田浦文丸投手の実績
田浦文丸投手は、小学1年で軟式野球を始めます、
このときから投手だったようです。
そして、中学から、ボーイズの糸島ボーイズで硬式野球を始めます。
2年夏、ジャイアンツカップで準優勝。
このとき、田浦文丸投手はライトを守っていました。
秀岳館では、1年からベンチ入り。
同年秋の熊本・九州大会では、主に救援で5試合を投げ、11回2/3で13奪三振で優勝に貢献。
2年、春の選抜大会出場時では、何れも救援で、埼玉・花咲徳栄戦2回1/3を5奪三振・3失点、山口・南陽工業戦2回1/3を3奪三振・無失点でした。
この大会の最速は139キロ。
同年夏の熊本県予選では、先発2試合、救援3試合で全5試合に登板し優勝。
甲子園では、静岡・常葉菊川戦は救援で4回・2奪三振・1失点、三重・いなべ総合戦は先発で3回1/3を2奪三振・無失点、北海道・北海戦は救援で2回・1奪三振・無失点を記録。
最速は142キロでした。
同年秋からは背番号「1」を背負います。
秋の熊本・九州大会では、29回を長崎東戦の17奪三振を含む34奪三振で7失点。
そして、3年春、選抜大会に2年連続で出場し、ベスト4に貢献。
選抜大会の個人成績は、栃木・作新学院戦6回2/3を5奪三振・1失点、大阪・大阪桐蔭戦7回1/3を6奪三振・2失点でした。
何れも、イニング数と奪三振数が近いですね。
※追記:甲子園1回戦・横浜戦は、救援3回を47球・2安打・4三振・1四球・3失点・無自責点で勝利。
※追々記:甲子園2回戦・広陵戦は、救援2回1/3を34球・4安打・2三振・1四球・3失点・3自責点で敗退。
打者としても非凡
田浦文丸投手は、シニア時代、4番を打っていました。
そんな選手ですから、当然、打者としても非凡なものがあります。
秀岳館に入学したころ、田浦文丸投手は、鍛治舎監督から、投手に専念するように言われます。
しかし、田浦文丸投手は、投手で出場した試合も打者として実績を残しました。
そのため、2年秋の熊本・九州大会では、投手として先発しないとき、2番ライトで出場することに。
で、残した成績が、36打数・16安打の打率.444、1本塁打・12打点。
3年の春の選抜大会では、3塁打も記録しています。
打者としても注目ですね。
秀岳館を選んだ理由
田浦文丸投手が中学2年のとき、ジャイアンツカップ決勝で対戦したのは、大阪・枚方ボーイズでした。
このチーム、どこよりもオーラがあったそうです。
ガタイの良さもあったのでしょう。
この枚方ボーイズを率いていたのが、鍛治舎監督です。
鍛治舎監督は、この年を最後に、秀岳館の監督になります。
そのため、枚方ボーイズの有力選手は、秀岳館へと進学することに。
田浦文丸投手は、このことに興味を持ちます。
田浦文丸投手の出身は、福岡県。
福岡県内には、「これだ」と確実に甲子園に行くと思える高校はなかったそうです。
ですから、田浦文丸投手は、進学の選択肢に福岡県内はありませんでした。
絞られた高校は、秀岳館かもっと遠い高校。
そこで、田浦文丸投手は、小学時代の監督と食事の際相談します。
「遠いところに行って甲子園に出るのもいいけど、親が応援に来られるところで甲子園を目指すのも親孝行だぞ」
この言葉で、秀岳館に決めたそうです。
結果的に、田浦文丸投手は秀岳館を選択して正解だったかもしれません。
入学時135キロ程度の球速は、最速144キロまで伸びました。
これは、「力を入れて投げるよりも力を抜いて、リリースの所だけを意識して投げる」という投げ方を覚え、バランスの良い筋力を付けたことにより得たものです。
また、寺島投手から「ウェイトを握って、落として、つかむのを繰り返すトレーニング」を教えてもらった成果もあります。
秀岳館の『監督の存在』と『環境』が良かったのでしょうね。
ちなみに、鍛治舎監督はかつて高校野球解説でお馴染みの方でした。
独特の語り口が印象的な方です。
秀岳館出身プロ野球選手(出身シニアも紹介)
近年、秀岳館出身のプロ野球選手が増えています。
出身シニアを含め紹介します。
- 国吉佑樹 投手 枚方ボーイズ-秀岳館-横浜ベイスターズ(2009年ドラフト育成1位)
- 北之園隆生 外野手 秀岳館-読売ジャイアンツ(2013年ドラフト育成3位)
- 藤吉優 捕手 福南ボーイズ-秀岳館-中日ドラゴンズ(2014年ドラフト育成3位)
- 九鬼隆平 捕手 枚方ボーイズ-秀岳館-ソフトバンクホークス(2016年ドラフト3位)
- 松尾大河 内野手 枚方ボーイズ-秀岳館-横浜ベイスターズ(2016年ドラフト3位)
枚方ボーイズ、多いですね。
糸島ボーイズ出身の田浦文丸投手のドラフトは、どうなるのでしょうか?
両親のおかげ?弟由亮君もすごい!twitterも紹介
弟の田浦由亮君も秀岳館のようです。
現在1年生。
投手をやっているみたいです。
田浦由亮君も、兄と同じ糸島ボーイズ出身。
昨年はショートとして、シニアで全国大会に出ています。
将来のドラフト候補ですね。
田浦由亮君の微笑ましいツイートです。
いきなり写メおくれとかゆわれておくったらこんなことしとーしこいつ
たまにはいい事するな笑いい兄もちました
文ができんかった全国優勝絶対せないかんな!あとバットもらうけんホームランかちこまないかん!あばれまくるぞーー!ふみありがとー! pic.twitter.com/BMQC4Uu6pd— 田浦由亮 (@9XipL28zanlllG7) March 5, 2016
兄弟仲良さそうですね。
このような兄弟愛や野球の才能を開花させたことは、ご両親の教育の賜物なのでしょうね。
鍛治舎監督曰く
強力な2枚左腕を擁する秀岳館。
その2枚看板を、鍛治舎監督はこのように評しています。
川端健斗投手が「ちぎっては投げる力投派」なら、田浦文丸投手は「ゲームをしっかり作れる投手」。
※川端投手は、このような投手です。
川端健斗の背番号へのこだわりは?出身中学やドラフト進路も気になる
このように違ったタイプの投手を持っていれば、盤石ですね。
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